9月25日に、ミラノの歴史的建造物、 I Chiostri di S. Barnaba にて開催しました。
今シーズンはドイツ、スイス、カナダ、メキシコ、中国から6組のデザイナーが一堂に会し、それぞれのクリエイティブビジョンを披露しました。今シーズンは、Spiky Cherry、XUEBAO、ERAKUANG、Alan Amato、Richard Wei、CEDIMが登場し、多様な視点、職人技、そして現代的なデザインが際立つランウェイを展開。ミラノを舞台に、クリエイティブタレントと世界の観客をつなぎ、新進デザイナー、実力派デザイナー問わず国際的発表の場を提供するという、GFCの一貫した取り組みを反映するものとなりました。
Spiky Cherry :(Germany)
ベルリンを拠点に、デザイナーのアンナ・チャシンが創設したSpiky Cherryは、Global Fashion Collectiveが開催
するミラノファッションウィークにおいて、2027年春夏コレクション「Manufactured Grace」を発表しました。
チャシンの競技アイスダンサーとしての経歴に着想を得た本コレクションは、一流のパフォーマンスに見られる優雅な美しさの下に存在しうる、身体的な要求やプレッシャーに向き合っています。
チャシンは、彫刻的なクロシェ、露出した構造、切りっぱなしの縁、断片化的な表面、身体に沿うシルエットを通じて、保護と脆弱さ、柔らかさと攻撃性、美と痛みの間にある緊張関係を探求しました。
「Manufactured Grace」は、身体を、鍛えられ、評価され、理想に向けて形づくられるものとして捉え、美を労働、完璧さをパフォーマンス、柔らかさを鎧として表現しています。
クラフトマンシップにパンクやゴス・カルチャーの反抗的なコードを組み合わせることで、Spiky Cherryは個人の歴史を、磨き上げられた表面の下に隠されうるものの探求へと昇華しました。



XUEBAO :(China)
XUEBAOは、デザイナーHu Li Qinによる2027年春夏コレクション「JINGYE」を、Global Fashion Collectiveが開催するミラノファッションウィークで発表しました。
「装いに清らかさを、自然に自由を」をテーマに、ブランドがこれまで探求してきたアーバンスポーツウェアの枠を超え、自然、動き、そして衣服をとりまく環境との関係からインスピレーションを得ています。
抗菌機能を備えた素材や防水・防風の要素に、ラッピング、レイヤリング、タイ、フリンジ、現代的なスポーツウェアのシルエットを組み合わせ、保護性と快適さのバランスを取りました。
イエロー、コーラルレッド、グリーンのパレットは、陽の光、ぬくもり、雨に潤う大地を表現し、ランウェイに躍動感あふれる自然のエネルギーをもたらしました。
XUEBAOが長年培ってきたレザークラフトの専門性を土台に「JINGYE」はテクノロジー、職人技、自然が融合する、機能的な装いの現代的なビジョンを提起しました。





ERAKUANG :(China)
デザイナーのKuang Minが創設した中国のファッションレーベルERA KUANGは、
Global Fashion Collectiveが開催するミラノファッションウィークにおいて、2027年春夏コレクション「循物続 — Trace, Treasure, Transmit」を発表しました。
時を辿り、素材を慈しみ、文化遺産を受けぐという考えを根幹に、全12ルックからなる本コレクションは、中国の伝統的な莨(ろう)染めの絹織物「香雲紗(シャンユンシャ)」のみで制作され、中国の漆工芸、ミャオ族の刺繍、陽新布貼(アップリケ)といった技法が重ねられています。
自然に育まれた赤茶と黒という抑制の効いた色彩は、伝統的な工芸技術と洗練された現代的なテーラリングを結びつけ、東洋の遺産と現代デザインとの間に静かな対話を生み出しました。
「百家衣(Hundred-Families Clothing)」に着想を得た2着の子ども服は、香雲紗の端切れを用いてKuang Min自身が手縫いで仕立て、彼女の実の子どもたちによってランウェイで披露されました。
この深く個人的な、世代を超えた瞬間を通じて、「Trace, Treasure, Transmit」はランウェイを、文化の記憶、素材への慈しみ、そして中国の工芸が進化し続ける姿を表現しました。




Alan Amato:(Switzerland)
デザイナーAlan Amatoが創設したスイスを拠点とするブランドAMATOは、Global Fashion Collectiveミラノファッションウィークにおいて、2027年春夏コレクション「ZAGARA-NOSTALGIA」を発表しました。
1970年代のシチリアとニューヨークへのノスタルジアに着想を得た本コレクションは、現代のストリートウェアが、当時のリラックスした優雅さや表現力豊かなテーラリングとともに進化した姿を描いています。
より幅広で柔らかなシルエットは、シルク、イタリア産デニム、コットンで仕立てられ、テラコッタレッド、色褪せたデニムブルー、くすんだグリーン、深みのあるブラウンの色彩が、シチリアの風景と、使い込まれた1970年代ニューヨークの質感を想起させました。
イタリアで製造された本コレクションは、洗練された構造と自然体のプロポーションのバランスを取り、地中海の温かさと、いかにもニューヨークらしい姿勢を融合させています。
「ZAGARA-NOSTALGIA」を通じてAMATOは過去を再現するのではなく、その個性や雰囲気、普遍性を未来へと引き継ぐことに根ざした、ヴィンテージスタイルの現代的な解釈を提示しました。





Richard Wei :(Canada)
Richard Wei (Canada)
カナダ出身のデザイナー、Richard Weiは、Global Fashion Collectiveのミラノファッションウィークのショーケースにおいて、2027年春夏コレクション「Fashion is Art」を発表しました。
クラシックなイブニングクチュールのタイムレス な美しさに着想を得た本コレクションは、ファッションと芸術的表現の関係を探求し、創造性、感情、個性を着られるアートへと昇華させています。
彫刻的なシルエット、流れるようなドレープ、洗練されたテーラリング、輝きのある質感、精巧な装飾が、古典的な洗練と現代的な魅力との間に対話を生み出しました。
ミニマルな優雅さや抽象的な構造から、表現力豊かなステートメントピースまで、それぞれのルックがアートの異なる解釈を探り、動きと自己表現の自由を鮮やかに表現しています。
「Fashion is Art」を通じてRichard Weiは、ファッションを単なる衣服ではなく、アート、文化、職人技、個人のアイデンティティが交わる、没入型のクリエイティブ体験として提示しました。






CEDIM (Mexico)
メキシコのデザイン学校CEDIM The School of Designは、Global Fashion Collectiveのミラノファッションウィーク2027年春夏ショーケースにおいて「HUMAN FREQUENCY」を発表し、
Marisol Páez、Paulina Galaviz、Sofía Chávez、Marina Sandoval、Alejandra Flores、Carlos Vázquez、Jimena Plácidoの7名の新進デザイナーの作品を紹介しました。
この合同プレゼンテーションは、デジタル化や自動化が加速する世界に残る人間の存在の痕跡を探求し、人とテクノロジーの境界が曖昧になる中で、人間らしくあり続けることはどういうことかを問いかけています。
記憶、アイデンティティ、不完全さ、つながり、変容というテーマを通じて、デザイナーたちは手作業のプロセス、素材の実験、職人技を用い、テクノロジーには完全に再現できない、触感的で個人的な性質を称えました。
それぞれのデザイナーは、人と人とのつながりやアルゴリズムの影響から、文化的な工芸、身体が覚える記憶、人間の労働の価値まで、異なる視点からこの対話に向き合いました。
「HUMAN FREQUENCY」を通じてCEDIMは、メキシコの新世代のデザイン人材をミラノへ届け、ファッションを、進化し続けるテクノロジーの風景の中で、人間の自律性、創造性、アイデンティティについて考える場として提示しました。

(Jimena Plácido氏 上画像左側)


Sofía Chávez氏(上画像左側)





Marisol Páez氏 (上画像左側)


Marina Sandoval氏(上画像左側)


Paulina Galaviz氏 (上画像左側)


Alejandra Flores氏 (上画像左側)


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