「BENCH/」色と造形が交差する、フィリピン発のランウェイ

ファッション

Rakuten Fashion Week TOKYO 27S/Sで披露された、フィリピン発のファッション・ライフスタイルブランド「BENCH/」のランウェイショー。

テーマは「Threads of Dreams」。


3名のデザイナーが、日本とフィリピンの歴史的なつながりや、世代を超えて受け継がれる記憶、文化、クラフツマンシップを、それぞれの視点から現代のファッションへと昇華。

国交樹立70周年という節目に、両国の文化と歴史、そして未来をファッションで紡ぐ特別なランウェイ。

首元を華やかに彩る鮮やかなフェザーと、やわらかく広がる立体的なバルーンシルエットが織りなす幻想的なルック。
繊細な黒のレースや洗練されたビスチェラインが美しく調和しエッジの効いた独創的なモード感があった。


光に包まれた白い円形のランウェイを、モデルたちが次々と歩いていく。


会場で目を引いたのは、色彩豊かなスタイルと自由なシルエット。


装飾を重ねたルックや、大きなヘッドピースを合わせたスタイル。


ランウェイに差し込む光と、照明を抑えた客席とが交差しその中をモデルがゆっくりと進むことで、服のディテールだけでなく、会場全体がひとつの世界に包まれていくような感覚があった。


途中、会場が青い光に包まれると、ランウェイの雰囲気も静かに変化。


白を基調としたスタイリングから傘を合わせたルックが青い光の中に浮かび幻想的な世界観を演出した。


色、光、素材、シルエット。


それぞれの要素が重なりながら、ランウェイにさまざまな表情を生み出していく。



華やかなスタイルから静かな光の演出まで、ひとつひとつの場面がつながり、ファッションを通して異なる文化や感性が出会う時間となった。



ブラックのロングドレスをベースに、立体的なフローラルモチーフを大胆にあしらったルック。赤と白のストライプのディテールがアクセントとなり、ロングアームカバーやベール、レースアップシューズでモード感を演出。

大胆な色使いや立体的な装飾、自由度の高いシルエットが特徴的で、既存のエレガントなスタイルにとらわれない表現が印象的であった。また、華やかさだけではなく異素材やアクセサリーまで含めて一つの世界観を作り上げるスタイリングに、BENCH/ならではの創造性が感じられた。